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【英チャレ動画】トップ高に通う高1生の英語力

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英語チャレンジ Discoverモードとは?

英語チャレンジには「Discover」という練習モードがあります。英文の音声を聞き取り、それを自分の声で正確にリピートできれば正解です。英語音声のほかに、日本語訳(5秒間)をヒントとして見ることはできますが、もちろん正解の英文を文字として見ることはできません。

音声だけを頼りに英文を正確にリピートするには、リスニング力発音スキルに加えて、語彙力文法力推測力も必要です。意味や構造が分からない文を、音だけで覚えるには限界があるからです。つまり、このタスクには英語力を総動員する必要があり、これに取り組む様子を見れば、その人の英語の実力がよく分かります

この動画では、英会話サイモンズ生が、Discoverモードの中のWeekly Challenge というレベル01からレベル10までが1問ずつ出題されるメニューに取り組んでいます。Weekly Challege には新作の問題を使っているので、英文はすべて初見のものです。

収録回の問題は、Discoverモードのページの”Previous Weekly Challenges”のボタンをクリックした後、Week21のDiscoverを選ぶことで、ご自身でも挑戦していただけます。よろしければ、やってみて下さい。(Name欄には適当な文字列を入れていただければ スタートボタンが押せるようになります。Student Codeは空欄にしてください。私たちの側に結果などは残りません。)

公立トップ高に通う、英語が得意な高1生

この動画でDiscoverモードに取り組んでいるのは、小5の夏から通ってくれている生徒です。中学の成績はトップレベルで、愛知県の公立トップ高だとされている高校に通っています。

彼女の指導記録を見返してみると、小5で通い始めてくれた時点では、ごく基礎的なレベルからスタートしています。英会話サイモンズ以前にも、英語学習経験があったようですが、小5の入会時点では普通レベルの英語学習経験者という感じでした。

ただし、彼女は理解の仕方がとても正確で、さらに丁寧かつたくさん練習をこなすことができます。「この子は中学では間違いなくトップクラスの成績を取るだろうな」と感じさせる生徒でした。彼女のきちんとした文法理解と、きれいな発音は、そういう彼女の学習姿勢で身についたものだと思います。

英文法の理解がしっかりしており、発音も正確。

まず、文法理解について言えば、たとえば、5問目については、真ん中あたりで聞き取りがうまくできない箇所があり、日本語訳をヒントとして確認しています。その直後に、きちんと仮定法過去を使って、I wish she lived closer to me. と正しい英文を言っています。

それから10問目の、Their hospitality was so impressive that I found myself reluctant to leave. については、いわゆる so … that … 構文であることや、that以下が第5文型になっているという構造は、すぐに把握できている様子です。

唯一、正解できなかった9問目については、neither A nor B の nor を or だと言ってしまっているのですが、この時点でまだ習っていないか、一応は知っていても、音声ベースではサッと反応できなかったのだと思います。他は完璧に合っています。

それから発音に関しては、たとえば 10問目のreluctantという単語は知らなかったかもしれませんが、聞こえた通りにきれいに発音しています。見ていると簡単に見えますが、RとLの聞き取りと発音がしっかりできないと、正確なリピートは難しいと思います。

英語チャレンジ世代にも期待

私たち英会話サイモンズには、おかげさまで、今も、今までも、優秀な生徒たちが多く通ってくれています。高校生の時に在籍記録がある生徒で、報告をくれた生徒だけでも、東大、京大、阪大、名大、名工大、神戸大、国立医学部、有名私大などの合格者がいます。

ただ、そういう優秀な卒塾生たちが、英語チャレンジで練習をしていたわけではありません。このビデオの彼女も中2の夏までは、オリジナルの英文暗唱プリントを使って従来型の練習をしていました。もちろん、当時の私たちとしては、成果の上がるレッスンを精一杯追求していたのですが、「もし彼らが、小学生の頃から英語チャレンジで練習できていたら、もっと上の英語力を身につけていただろう」と思うことがよくあります。

英語チャレンジの導入以降、子どもたちの発話回数は、当社比(?)で2倍から3倍に増えていると思います。しかも、Discoverモードでもお分かりいただけるように、紙ベースでは難しい「英語の文字を見ずに、音声と意味だけを頼りにした」負荷の高い練習が可能になっています。このことが、生徒たちの英語習得スピードにかなり引き上げているように感じます。

そのおかげで、いろいろな文法項目や英単語を、従来よりもかなり前倒しして練習させることが可能になっています。

たとえば、Dad, did you eat my pizza?(パパ、私のピザ食べた?)Wow, Dad, how did you do that?(うわぁ、パパ、どうやってやったの?)などの過去形を、幼稚園児や小学校低学年の練習メニューに入れたり、Have you ever done this before?(これを今までにやったことがある?) とか How long have you been in Japan?(日本に来てどのくらいになりますか) のような中3で習う現在完了の基本英文を、小学生に練習させたりしています。

これらを試してみて分かったことは、現在形を教えてから過去形、現在完了形は過去分詞を使うので一番最後、というような日本での文法の学習順序とは関係なく、子どもたちは「自分にリピート可能で、意味が分かりやすい英文から身につけていく」という事実です。

もちろん、ネイティブスピーカーが英語を身につけるペースやレベルと同じにはなりませんが、本格的に文法の説明を受ける前に、その文法項目を含んだ英文をいくつか自然に言える、あるいは少なくともその音声に慣れている、ということのアドバンテージは非常に大きいと感じています。

英語チャレンジ世代の今後が楽しみです。同時に、私たちに貴重な指導経験を与えてくれた、過去に通ってくれたすべての生徒たちにも、本当に感謝をしています。

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