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【英チャレ動画】小2の5分練習

年長の夏に入会。それから2年が経った時点での5分練習シーン。

年長の夏に入会してくれた生徒です。それ以前にも英語学習の経験はあった生徒ですが、英単語やフォニックス、英語のアクティビティを中心にしたレッスンを受けていたようです。

当初は、「英語をセンテンス単位で声に出して練習する」ことに不慣れな部分もあり、やはり、I like apples. / I don’t like apples. という基本からスタートしました。ただ、持ち前の根気強さと、秘めた負けん気の強さで、この2年間で大きく上達しました。

彼女の優れているところは、なかなか発音が通らない英文でも、あきらめたりせずに、何十回でも挑戦するところです。私が「あとで一緒に練習するから、とりあえず飛ばしておけばいいよ」と言うと、不本意ながらようやく次の英文に進むという感じです。そして、今取り組んでいる英文セットには200文が含まれているのですが、毎回、001番の英文から復習をしています。小2ですが、60分近くずっと練習していられる根気を持っています。根気強さは、英語に限らず、すべての学習において最も大切な資質ですが、彼女にはそれがあります。

この5分練習の動画では、34文をクリアしていますが、ほとんどの英文は音声を聞くことなく、自力で英文を思い出しています。もうすぐ200番までの練習が一通り完了する感じなのですが、彼女であれば、40分ほどあれば全200英文の復習を、ほぼ音声を聞くことなく完了できるようになると思います。

発音、およびリピート能力の重要性

彼女の練習を見ていると、簡単に音声認識されている感じがするでしょう。けれども、Dad という単語一つとっても、日本語的な「ア」の発音では dot が出たりしますし、/d/音の破裂が甘いと that が出たりします。

Is this place safe? 、 Please don’t bark. 、I can run fast. 、Where is your ball? の発音も、簡単ではありません。英語指導者でも、このレベルの発音ができない人がいるくらいです。

この2年間で、彼女の発音とリピート能力はずいぶん向上しました。たとえば、以下のような5〜6音節くらいの英文であれば、日本人講師がサポートすれば、数回のリピートで正確に言う力があると思います。そして何度か練習をくり返せば、意味を見て自力で英語を言えるくらいにはなるでしょう。

  • What time does the store close? (その店は何時に閉まるの?)
  • I couldn’t sleep well last night. (昨晩はよく眠れなかった。)
  • I was born in Brazil. (私はブラジルで生まれました。)
  • Does she know what happened? (何が起きたのか彼女は知ってるの?)
  • I’ve finished my homework. (私は宿題を済ませました。)

つまり、もう少し上のレベルの文であっても、音声として正しくリピートして、その音声を記憶する力があるのです。英語を日々指導していて強く感じるのは、このリピート能力が英語習得において極めて重要な役割を果たしているということです。

文字を見ずに音声だけを頼りにリピートできるということは、その音声を少なくとも一時的に記憶できるということです。逆にリピートができないということは、一時的にすら音声を覚えられないということです。これでは当然、長期的にも記憶できません。リピート能力の不足は、すなわち、英語を覚える力自体の不足を意味します。

もしも、上記の文がフランス語だったとすると、その文を数回聞いただけで記憶することは、私にとっては困難でしょう。私にはフランス語の発音スキルも、文法や語彙の知識もないので、その文をリピートすることがそもそもできないからです。

重要なことなのでくり返しますが、英語をリピートする力がないということは、英語を頭に入れる力がないということです。英語の文字を見ながらではなく、音声だけを頼りにリピートする力が、英語習得には必須なのです。

英語の音声のリピート能力が高い生徒は、より多くのより難しい英文を、より短時間で簡単に、頭に入れることができます。一方、この力が不足している生徒は、文字に頼りながら英語を学ぶことになり、その過度な文字依存のせいで、ますます音で覚える力が身につかない、という悪循環に陥ります。そして英語を頭に入れる力が足りない状態で英語学習を強いられていることになるので、間違いなく英語学習が辛くなってしまいます。この能力差の影響は大きく、単に勉強時間を2倍、3倍に増やしたくらいでは到底埋まりません。

さまざまな英文を片っ端から練習する、というコンセプト。

この生徒が取り組んでいる「ママ・パパ・マックスというセットは、「ネイティブスピーカーの3〜4歳児が、ママやパパや、飼い犬のマックスに向かって言いそうな英文」というコンセプトで作ったものです。

私たちはこれまでのレッスンを通して、「英語でも日本語でも、言葉というものは、自分でその音をリピートすることができ、意味や使用場面が分かりやすいものから覚えていく」ことに気づきました。考えてみれば当たり前ですが、中学で英語を習うときの文法配列順に英語が身につくわけではないのです。

この知見に基づき、このセットには、4〜6音節くらいの短い英文を中心に、使用場面がイメージしやすいものを、文法の年次配当とは関係なく収録しています。第1弾の200文には、過去形などは含んでいませんが、すでに “Dad, did you eat my pizza?”(パパ、私のピザ食べた?)とか、”Mom, Dad ate my chocolate.”(ママ、パパがぼくのチョコたべたよ。)などの文は、幼稚園児でも割と簡単に覚えられることを検証済みです。現在、過去形なども含めた第2弾を制作中です。

英語の発音に慣れている小学生であれば、正味20時間〜40時間の集中した練習で、この200英文をほぼ言えるようになると思います。この生徒は、このセットの学習をスタートしてから、週1回ペースで20レッスンくらいを受けています。他の練習メニューもあるので、このセットの累計の練習時間は20時間弱だと思います。なお、家では特に練習していないらしいです。

このセットのマスターした後は、第2弾の新たな200文の練習を、この第1弾の維持と平行してやることになります。同じように第2弾も、半年程度で覚えられると思います。

日本で幼少期から本格的に英語力を伸ばすアプローチとしては、長時間英語保育やバイリンガル育児が一般的でしょう。けれども、ご存知の方もおられるでしょうが、期待通りの成果が得られないとか、その後の英語学習にほとんど役立たなかったというケースも非常に多いのです。

結局のところ、上達のカギになるのは、「英文を聞いて、それをリピートする」という練習の回数とバリエーションです。いくら英語が使われる空間にいようとも、たとえば100回の発話を一人ひとりの生徒から引き出すのは大変です。その点、ビデオでご覧いただいたように、私たちの英語チャレンジなら、圧倒的な発話回数を実現することが可能です。

今までは、日本国内で「とにかく声に出しまくって英語を身につけた」という人は少数派だと思います。けれども、私たちは、英語チャレンジを使えば、それに近いことが可能なんじゃないかと思っています。

英語チャレンジを使えば、1年で200英文くらいを覚えることは、平均的な能力の生徒が週1回のレッスンに通うことで可能だと思います。それを小学校6年間続ければ、中学入学以前に1200もの基本英文をマスターできます。そして、中学レベルで600文、高校レベルで600文を覚えれば、合計2400英文になります。

現状、中学でも高校でも、600くらいの基本英文をしっかり頭に入れているのは、トップレベルの生徒に限られます。それを、より多くの生徒が達成できるようにするのが、私たちの目標です。

この「ママ・パパ・マックス」のセットのほか、英語チャレンジはどなたでも無料でお使いいただけます。ぜひ取り組んでみてください。

もちろん、家庭学習だけで上達することも可能だと思いますが、日本人講師による個別指導、外国人講師とのマンツーマン英会話を含んだレッスンを受けていただく方が、上達は確実で早いです。

よろしければ、無料体験レッスンにお越しください。

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